漬物屋の女房
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欽次はおこそを思い出した。彼女は今頃幸せに暮らしているのだろう。生きている間にあんなにも善人だったのだから。そんなことを思っていても涙は出てくるのだった。 「さびしい」彼は一人で庭に立ちつぶやいた。おこそはどこかで幸せにしているだろうと思うけれど、欽次はたださびしいだけなのだ。頭の中に空洞はないが何かが抜けているような気がする。女房の存在がなくなっているのだ。
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