第六章

3/3
前へ
/321ページ
次へ
ある日の夜。いつもの様にみっちゃんと電話していた時のこと。 「もう1人子供がいる」 みっちゃんは家に予約しようとしているのか見学に来たのか分からないが子供を見付けたらしい。 「困るんだけど」 僕の性格上、2人以上居たら差別したり贔屓したりするのが分かってるから、子供は1人と決めていた。 困ったまま様子を伺っていたらその子をれいちゃんが追い払ったらしい。 「れいちゃんが3回メッって言ったら居なくなったわ」 とみっちゃんから聞いた。それがよほど嬉しかったのかみっちゃんの指を引っ張ってたらしい。 次の日、彼は指の痛みを訴えていた。
/321ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加