第十五章

2/2
前へ
/332ページ
次へ
当たり前だがれいちゃんは言葉のレパートリーが少ない。 そして、子供だから、よく昼寝をする。そんな中、寝る前に一言言いたいと彼に取り憑いた。 「ママ、ママ、ママ、頑張れ」 言葉にならなかった。初めて泣いた。ママって言われるのがこんなに嬉しいとは思わなかった。
/332ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加