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世界はそれを愛と呼ぶんだぜ 信二side
最近、嬉しいことがあった。
それは俺の可愛い姪っ子、山本つぐみと、俺の大切な親友、鹿内弘毅がようやく付き合い始めたことだ。
弘毅はつぐみの暮らす家に約2年ほど居候していた。
俺は弘毅のつぐみへの恋心に気付いていたので、早々に二人はそういう関係になるのだと思っていたのだが、想像以上に弘毅はつぐみの心を手に入れるのに手こずったらしく、両想いになったのは弘毅がつぐみの家を出た後のことだという。
でも俺はつぐみと弘毅が結ばれるのは、遅かれ早かれ時間の問題だと確信していた。
つぐみにとって弘毅ほどいい男は、どこを探したって見つかるわけがない。
そしてあれほどまでにつぐみを愛してる男は、弘毅以外にいないのだから。
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