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「我が社の社長に何をしているのですか?」
その時、聞き覚えのある声が部屋に響いた。
そして次の瞬間、ぎりぃっと何かを握りつぶすようなぎりぎりした音がし、男がギャッと悲鳴を上げた。
はっとして、顔を上げる。
そこには、腕をすごい力で掴まれて痛がっている男と…。
「もう一度聞きます、市ノ宮様に何をされているのですか」
「…レ…イ……さん…?」
レイさんが今まで見たことがない冷たい目をして男を睨んでいた。
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