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あれから3時間は経っただろうか
「神田さん、オートロックできましたよ~こんなもんですが大丈夫ですか?」
直之から 手を離しドアの様子を 見に行く正義。
「直美さんの顔だけは仕上がった~良い感じ! あっ! 着付けしないとね~着物持ってくるから」
菜々緒はウキウキしながら休憩室へ行ってしまった。
正義は入り口のドアへオートロックの説明を受けている。
直之はこんな妙な事をさせられて名前まで直美を使用されお先真っ暗でたまらない。
(このままではエデンより酷い暮らしが····)
どうにか逃げ出すことを事を考え椅子から立ち上がろうとするが、結束バンドで手足を固定され立ち上がるなど出来ず椅子が倒れるだけだった。
「痛てて····」
気がついた正義は業者の説明を話半分で荒い足音を立てて近づいていく。
(あ~あ、あのオカマ半殺しに合うぞ)
業者は呆れながら状況を見るだけ見て請求書に金額を記入した。
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