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「上総~アンタ燻ってんじゃないの~店をさリニューアルオープンしたんだよ~アンタも会員になって楽しみに来なさいよ」
菜々緒から強引な客引き電話に
「行かねえよ、 バカヤロウ」
上総はそれどころではない状況で菜々緒の電話は煩わしい。
「そんな事言わないでさ~なかなか笑えるよ~だからさ、来なさいよ」
そう言われ電話は終わった。
(なに言ってやがるんだ! 行かねえ物は行かねえよ、ふざけやがって)
ブスくれた上総に中村は心配で声をかけた。
「大丈夫か?」
「ああ、菜々緒がふざけてんだ、 店をリニューアルオープンしたから来なってな」
中村は菜々緒と和志が話して直之に店を手伝わせるとか話していたのを思い出した。
(あ~あ····直之さんは何をさせられることやら····直也に話をするのは2週間後菜々緒ちゃんの店に行ってみるか)
「上総は行かねぇんだろ? 俺が行ってくるわ」
「大将ダメだよ! 1人で~俺も一緒に行くよ!」
田中が中村の付き添いに立候補した。
「陸斗くん中村さんと行くの?」
「うん、 上総さんの代わりに大将の警備するよ」
田中は意気揚々だ····が中村は言葉が出なかった。
「お前に中村さんの護衛なんか出来ねぇよ! 俺を止めようとして鼻血出してショボくれてたくせによ! 止めろ! 止めろ! やっぱり俺が行くしかねぇ」
上総が行くことでその場は一応収まった。
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