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関口は当たり前の様にFのタバコを一本抜いて、吸い始める。
「お前ら飯まだやろ」
と煙を吐きながら私とFのランチも注文してくれた。
しかし、何かいつもと関口の様子が違う。
いつもより上機嫌だった。
「何、何か、お前今日ちょっと違うな。大勝ちしたんか」
Fが関口に訊くと、関口は身を乗り出して顔を寄せろと合図した。
私とFは関口に顔を寄せると、
「彼女出来た」
と一言。
え…。
関口に彼女…。
私とFは顔を見合わせて固まった。
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