指   痕

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 彼女の指が止まって  冷静がやってきたとき…  冷酷に頭脳は働いた。  深夜の山中…  峠の向こうは  死んだ祖父母が  暮らしていた廃屋、  ……いや…冷酷は   「話があるの」  という彼女を乗せた時から  計算を始めていたのだ。  “なにか”起こしても  彼女を隠す場所はあるのだ。
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