指   痕

3/15
45人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
 彼女の指が止まって  冷静がやってきたとき…  冷酷に頭脳は働いた。  深夜の山中…  峠の向こうは  死んだ祖父母が  暮らしていた廃屋、  ……いや…冷酷は   「話があるの」  という彼女を乗せた時から  計算を始めていたのだ。  “なにか”起こしても  彼女を隠す場所はあるのだ。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!