第二話『犯人探しの旅で大ピンチ!?』

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第二話『犯人探しの旅で大ピンチ!?』

「よし!とりあいず、警察に通報しよ!」私は言う。「そうだね!」とミルも言い、通報することにした。ピー📞「はい。警察です。」そう言って警察が電話にでる。「あ、あの!友達が、誘拐されてしまって…。」私はそう言う。すると警察は「そうですか。特徴などは分かりますか?」と聞いてきた。私は「え…?実際には、見ていないので…。」と言う。すると警察は「では、電話などをされたんですか?」と聞いてきた。私は「いえ、私の彼氏に電話がかかってきたみたいで…。」と言う。そして警察は「そうですか…。今は、何も証拠がないので、警察側はなにも出来ません。まぁ、いつか見つかるでしょうし。」と言った。私は「え!?ちょっと!」と止めようとしたが「では。」と言って電話を切られてしまった。私は「は…?警察が証拠がないからダメって。」とミルに言う。ミルも「え!?」と驚いているようだった。「彼氏が聞いたらしいって言っても、通報している私達が持ってないからダメなんじゃない?」するとミルが「あ!ちょっと、メン達に電話してみよ!それで、でたら司くんの嘘でしょ!」と言った。「なんで、嘘なんかつく必要があるの?」「私達を仲直りさせるためとか。」「本当かなぁ…。」そう言ってメンに電話をした。ピー📞『おかけになった電話番号は・・・』ピー📞「ダメだね。」「じゃあ、嘘はついてないか…。」「じゃあ、本当に誘拐!?どうするの!?」私達は慌ててなにか策をたてようとする。「私達にはなにも…。」「そ、そうだね…。もう、諦める…?」「それはダメ!だよ…。」「そうだよね…。じゃあ、私達で探すしかない!!」「うん!頑張ろう!」そう決めたが…「ここ〜…。探すって言ってもだた歩くことしか出来ないじゃ〜ん…。」とミルが言う。「そうだね…。」「あ!そうだ!」私はとある事を思い出した。「え?どうした?」「確か、司くんのお父さんって警察官だった気が…。」「え!?本当に!?」「うん。この間、司くんの親に挨拶行った時に、ちょっと聞いた気が…。」「司くんに聞いてみれば?」「あ!確かに!」そう言って、私は司くんに電話をかけた。「司くん!」「ここちゃん?どうしたの?」私は早速「司くんのお父さんって警察官だったよね?」と聞く。司くんは「そうだけど。」と返したので「だったら、メンとあいの事、お願いできないかな?」と聞いてみる。「う〜ん…。」「警察官って忙しいから無理だよね…。」「でも、お父さんここちゃんの事気に入ってたし、僕の家に来てくれれば、探してくれるかもね。」「え!?本当に!?」「うん!」「ありがとう!」「あ、でもここちゃん一人で来てね。」「あ、うん。」「じゃあね!」「また、後で!」ピー📞「OKだって!でも、私が司くんの家に行かないといけないらしい…。しかも、一人で。」「一人で!?」「うん…。」「あ!じゃあ、電話繋いでおこうよ。」「確かに!!」「じゃあ、司くんの家に行ってくるね!」「じゃあね!」そう言って、私は歩きだす。「はぁ。司くんの家、地味に遠いんだよね…。」「でも!メン達のために頑張って!」「うん!」 ーー司くんの家の前ーー 「ふぅ。今から、入るからミュートよろしく。」そう言って、インターホンを押す。ピンポーン🔔「はーい!あ、ここちゃんだ!」そう司くんは言う。「はいはい。開けてもろて。」ガチャ🚪「お邪魔しまーす。」そう言って、家に入る。「今は、僕とお父さんしかいないから。」「うん。」司くんは「お父さん。ここちゃん来たから。」と一言。「そ、そうか。」私は一息吸って「司くんのお父さん、お願いがあるのですが。」と言った。「なにかね。」 こちらが司くんのお父さん。警察官だからなのか、すっごい堅物って感じ…。早速、私は「あの…。私の友達が誘拐されてしまって、捜索をお願いしたくて…!」と言う。案の定、「そんなの、他の警察に頼めばいいだろ。」と言われた。「頼んでみたのですが、断られてしまいまして…。」「警察が誘拐で断るわけないだろ!もしかして、嘘か!!」「いえ!違います…。」すると…「信じられん!もう帰れ!」と怒鳴られてしまった。私は「は、はい…。」そう言ってもう諦めようとしたその時「お父さん!ここちゃんの話を信じて!!」と司くんが言った。「司!お前には関係ないだろ!」「関係あるから!僕に電話がきたわけだし!」「は?」「私の友達が司くんに電話をしたみたいで、犯人の声もしっかり入ってますし、『助けて』という言葉が入ってるんですよ!」「はぁ。司、聞かせてみろ。」「うん…。」ーー流し終わっってーー「ほら、本当でしょ。だから、お父さん。捜索をお願い。」と司くんも頼んでくれた。しかし、「無理だと言ったら無理だ!大体、俺一人で、探すなんて無理なんだよ!」と言われる。「私達だっていますよ!!」「子供にそんなのできるもんか!」「出来ます!!子供だからって舐めないで下さい!」そう私は反論するが…「生意気な子供だなぁ。司!連れて行け!」とついに言われてしまった。司くんは「え…!?」と驚く。「早くしろ!」「で、でも…。ここちゃんを連れて行くなんて無理だよ…。」「は…?なんか言ったか…?」「言ったよ!!ここちゃんは大事な友達のためにここまでしてるんだ!もう、いいだろ!」私はこのままでは、まずい と思ったので、「司くん!もういいよ…!」と止めようとする。「ダメ!助けるんでしょ!」「そ、そうだけど…。」私は一息吸って、言葉をはなった「お父さん。本当に私のワガママということは分かっています。でも、大事な親友なんで助けたいんです!お願いします!」そう言って、頭を下げると「はぁ。そこまで言うならしょうがない。やってやるよ。」と言ってくれた。私は「ほ、本当ですか!?」と明らか嬉しそうに返す。「あぁ。でも、捜査の邪魔だけはするなよ。本庁にも頼んでやるから。」「あ、ありがとうございます!」ーー数分後ーー 「本庁にも頼んでおいた。」「本当にありがとうございます!」「でも、犯人は見つからない可能性が高いな。なにより、実際にみたのはお前らの友達だけだしな。」「そ、そうですか…。」(あ!そういえば!)とあることを思い出した。私は「ちょっと、電話行ってきますね。」と一言だけ言って、外へ出た。 ガチャ🚪私は急いで「ミル!ごめん!忘れてて…!」と言う。「全然大丈夫!てか、今の話を聞いてたんだけどさ。大丈夫?」「あ、うん。でも、実際に見た人がメンたちだけだから…見つからない可能性が高いって…。」「う〜ん…。そうだね…。」私は「誰か、多くの人に広めてくれる人いないかなぁ〜…!」と呟いたその瞬間…!ガチャ🚪と扉が開いた。すると…「ここちゃん!誰とお話?」と言ってきた。そう、司くんだ。私は驚きながらも「つ、司くん!?ミルだよ。」と返す。「ミルちゃんかぁ〜。でも、なんでさっきの話をしているの?当分、今の時間じゃ説明は難しいだろうし…!」「え、えーっと…!ごめん!実は…!ずっと電話繋いでて!」「え!?はぁ、でも今はこんな緊急事態だし!大丈夫!」「ごめんね!で、多くの人に知らせられないかな〜。この事件。」「確かに。お父さん、ネットニュースには載せられない。って言ってたし。あ!ちょっとここちゃん!」「え!?何!?」パシャ📸そうやって、急に写真を撮られた。私は「何すんの!?」と言う。司くんは「だって、もうインスタにお写真アップする時間だし!」と言った。「そ、そっか…。あ!!いい考えうかんだ!」いまので、いい考えがパッとうかんだのだ。「ここ!?どうしたの!?」私は「ミルのインスタとTwitterのフォロワーを合計すると100万人はいると思うの。ミル可愛いからね。だから、ミルがインスタとTwitterでみんなに伝えられないかな〜って。」と提案する。「確かに!ミルちゃんどう?」すると「う〜ん…。メン達のためなら!」とミルもOKしてくれた。「ありがと!じゃあ、早速拡散よろ!」「おけ!」しばらくして…  ミルが慌てて話しかけてくる。「ここ!さっき、拡散したのがすごいことに!」と。「あ!ここ!早速、見てほしいんだけど…!じゃあ、送るね!」「うん!ありがと〜!」「私は『今、私の友達が誘拐されています!こちらがボイスです!』って司くんの電話ボイス付きで投稿したのね。」「うんうん!」「そしたら、『俺の友達の声に似てる…。』とか『え!?私の友達も恐らくこの男に連れ去られました!』とかのコメントが来てて…。もちろん、嘘って可能性もあるんだけど…。」「ちょっと待って!この『え!?私の友達も恐らくこの男に連れ去られました!』って投稿してる人のアカウント、友達と写真を撮ってるんだけど、ここ最近は全く投稿してないよ!つまり、本当なんじゃない?」「じゃあ、『連続誘拐犯』に絞って調べたほうがいいね。」「うん。司くんのお父さんに伝えとくね。」「ありがと。」次の日の放課後…  ガチャ🚪「お邪魔します。」そう言って、司くんの家に入る。私は早速「すいません。お父さん。昨日のことは大丈夫ですかね…?」とお父さんに聞く。しかし…「う〜ん…。全然、情報がなくて絞り込めん。」と言う。「確かに、そうですね…。そうだ!声を元に絞り込めますか?」と言うが「それもやってみたけど、この男の声、ほとんどの男はこんな声だからな〜。なかなか、絞り込めなくてな〜。」と返される。「そ、そうですか…。もう、無理だったらいいんですけど…。」「はぁ!?お前らがやれって言うからやってるんだぞ!ここで、諦めるな!友達を救うんだろ!」「そ、そうですね!私達も出来る限りのことをします!」「そうか…!頑張ってな!」  そう司くんのお父さんも応援してくれた。          
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