第1章 ロストバージン

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「何?」 「好きな女、他の男とセックスさせるのは嫌だ。」 真面目な事言って。 そういう事をさせて、マージン取ってるんじゃない。 「そっか。」 「何、金足らねえの?」 「うん。モデルのオーディションの合間にバイトしてるから、なかなか稼げなくて。」 「えっ、礼央奈。モデル目指してんの?」 「うん。」 すごいとか、言われるのかな。 「まあ、ぶっちゃけ。モデルの子でも、デリヘルやってる子いるけどな。」 そっちかい! 「うーん。迷う。でも、効率よく働くには、そういう職種しかないよな。」 あっ、もしかして情さん、真剣に考えてくれている? 「情さんに迷惑かけないよ。」 「うーん。デリヘルやりたいって言ってる時点で、迷惑だけどね。」
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