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ソーディアの剣士
その昔、世界には二つの大きな国があった。
優れた剣術や発達した科学技術で近代的に国を統治していた国、ソーディアと、優れた魔術と精霊の力で豊かな自然と共に発達した国、マジカントである。
ソーディアとマジカントの民は交易でお互いの国を行き来していたが、やがて二国間には深い溝が生まれ、国交は断絶した。
お互いがお互いの国の在り方こそが理想的であると主張したためである。
ソーディアはマジカントに大量の火薬の詰まった武器を投げ込み、偉大なる自然を破壊した。
マジカントは魔法の力でソーディアの攻撃を跳ね返し、人々が崇拝する多くの建造物を崩落させた。
二つの国を作った神はその不毛な争いに嘆き、やがて二国を隔てる国境に天まで届く巨大な壁を作った。
「さて、その巨大な壁の名前は何というか?」
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