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私たちの疑いを晴らすように、ユーリは画像を送ってきた。
撮影場所が暗く分かりづらいが、スレイブの殺害写真にも見えた。
『マジでタケが殺されたのか?』
『フェイクだよな?』
『どうしてこんなことするの もうやめて』
感情を抑えきれない元クラスメイトたちが書き込み始めた。
信じられず状況を確認する者、やめてと懇願する者。
黙っていれば、目を付けられないのに。ご愁傷様。
『私が殺すと言ったら殺す』
『どうしてもうやめてなんて言うの?』
『私の時には言ってくれなかったくせに』
『ごめんなさい モモカが怖かったから』
モモカの取り巻きの一人が弁解している。
『理由にならない』
『明日殺すのはあなたに決めた』
『せいぜい苦しんで』
『ゆるして モモカが悪いの』
『あんたも喜んでいじめてたでしょ』
そこから暫くは、彼女たちの醜いトークの応酬が続いた。
ラリーを止めたのはユーリだった。
『安心して』
『みんな仲良く殺すから』
『一緒に殺さなくてもどうせ行き先は地獄』
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