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マー君が家に帰ると、バタバタ音がして見知らぬ犬が飛び付いてきた。 犬にペロペロ顔を舐められた。 「あー、マー君帰ってたの?」 「うん。何、この犬?」 ユーちゃんが、玄関に顔を出した。 「何か捨て犬みたいなの。連れて来ちゃった。」 「さすがユーちゃん。可愛いな。」 うん?という顔をユーちゃんはした。 「そのワンちゃんか、わたし?」 苦笑いしてマー君は両方と答えた。 久しぶりにホッとした。 スマホが、鳴った。 復讐ピエロからだった。 マー君は無視した。 「マー君!名前どうする?」 食事中にユーちゃんにマー君は聞かれた。 「うーん、モジャモジャしてるからモジャ男!」 「ふーん、じゃあ明日帰って来たら楽しみね。」 謹慎中なのでマー君は友達君と本当にパチンコをした。 家に帰ると細身な犬がマー君に飛び付いてきた。 「今日、友達のトリマーに頼んだの。モジャ子だよ。」 「モジャ子?」 「そう、女の子。」 そうか、モジャ子か。
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