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朝起きると、マー君はシャワーを浴びる。そして赤パンツを履いて着替える。
「マー君!朝ごはん!」
とユーちゃんが呼びに来る。
朝食の会話にマー君はユーちゃんの天然発言にビックリした。
「マー君、わたし警察官になりたいんだ。」
「え?」
「マー君もわたしが公務員になれば安心でしよう?」
「‥‥。」
マー君は、唖然として頭から味噌汁を流した。
「それって、マー君が警察官ってバレてますよ。」
と、さっちゃんに朝の交番で言われた。
「マジか、元キャビンアテンダントだから業務スーパーで店長になるくらいじゃで物足りないのかな?」
「まぁ、県職員、地方公務員、国家公務員とかありますからね。」
「うん、でもなんで警察官かな?」
「知りませんよ。
パトロール行きましょう。」
困ったな‥とマー君はタメ息を混じりに言った。
今日は、2人で原付きバイクである。
そして今日は珍しく事件はなかった。
家にマー君は帰るとカレーの匂いかしてきた。
「マー君、わたし警察官には向いてないね。」
え?
「わたしはプー太郎のマー君を全力サポートする。」
え?
「珍しいね。ユーちゃんが心変わりするなんて。」
「単純に、業務スーパーが好きみたい。今日辞めようと思って上の人に辞表出したの。そした、会長さんの家に連れて行かれたの。」
「息子を会長にして社長になってほしいって懇願されたの。」
「会長は?」
「隠居するって。」
「残念だったね。警察官になれなくて。」
「うん‥そうね。」
と言った後にじーっとユーちゃんはマー君を見つめていたが‥‥。
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