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人間がその死と同時に肉体も消滅したらどんなにいいだろう。
人間は死ぬと腐った生ゴミになる。
それを放っておくと悲惨なことになる。
だがしかし虫や微生物に食われて分解し尽くされればきれいな骨になる。
骨はやがて崩れ灰になるだろう。結局は同じことになる。
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三浦春馬さんも芦名星さんも次第に忘れられていく
誰もその理由を知ることができずに
誰もが自分の人生に精一杯だから
忘れられていくのはやむを得ない
でも若く綺麗で鮮烈な記憶を残して逝くのは憧れかもしれない
誰もがいつか必ず死ぬんだから
死ぬのに美しいも汚いもないと思うが
それは確かにある
老いを美しいというのは普通の感覚ではない
平均寿命まで生きたら当然のことながら若いときの面影はない
私は素直に若さを美しいと言う
三浦春馬さんには死の影がなかった。今でも信じられないくらいだ。
しかし芦名星さんはそのクールな美しさゆえに今から思うと死の影があったように感じる
その美しい眼差しはもしかしたら死も見ていたのではないだろうか
若い人は歳を取るのが怖い 人生の最盛期にいるからだ
人は体から年老いていく それに心が追いついていく
でも彼らが老いのことを考えていたとは思えない
若い時は生と死で常に揺れている
それが死へと傾いたのだろう
そこで留まる人とそうでない人との違いは本人しか分からない
本人も死をそんなにも意識していたとは思えない
結局、謎のまま忘れられていくのだろう
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