奪われた女

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私は穂奈美。 今日は誕生日だ。 本来なら彼氏の健太とバーズデパーティと決め込んでいただろう。 それが起きたのは去年の誕生日だった。 健太は私の誕生日に仕事で会えないと言ってきた。 普段から疑い深かった私は健太を尾行した。 案の定健太の隣には女が居た。 スラリと伸びた足に長い髪の毛ロングスカートのよく似合った。 外見は私と全く同じだった。 ふとその女は振り返った。 私は驚いた。 この世に似た人間は3人居るとは言うが・・・ そう私はドッペルゲンガーに自分の男を取られたのである。
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