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ねえ、ちーちゃんおぼえてる?
僕らが子供の頃に約束したこと。
大人になったら結婚しようって。
きみのために家事をおぼえて。
きみのためにおしゃれをして。
きみのために出来ることはなんでもしたつもり。
なのに、きみは僕を捨てた。
ただの幼なじみ。
きみに恋人が出来るたび、そう紹介されるのが悲しかった。
でも、もう悲しむ必要は無いね。
今、きみは僕の手の中にいる。
生暖かい赤い血に染まって。
ねえ、ちーちゃん?
僕はきみを愛してるよ。
ずっとずっと好きだったから。
こうして一緒にいられて幸せさ。
ああ、なんだかまわりがうるさいな。
僕とちーちゃんの世界に入って来ないで。
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