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北極星
大昔、砂漠の真ん中で道に迷った旅人は
夜空に輝く北極星を目印にしたらしい
進む道を誤らないように
都会のビル群の中では
夜になっても星は見えない
ルーティンに追われて
やることだらけで時間がない人でも
なぜか自分を見失ってる
その昔、私が進む道だと思った目印は
心がさまようキッカケになってしまった
目指す先ではなかったのだ
幼いころ失った目印を
取り戻すため迷い続けた
行き交う人々の真ん中で立ち止まる
ゆっくり目を瞑り
あなたの姿を瞼に映す
私は私だけの北極星を思い出す
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