3話 都合のいい話

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彼女は剣を手に取る。 通称妖精さんソード。 しかし、アーサーは・・。 「は、はぁ!? まじかよ、なんだこのバケモンは!? 武器を構える!? 無理だぜクリス!! 逃げよう!! 勝てっこねえーって!!」 既に逃げ腰だった。 「何言ってんのよ! 貴方強いでしょ!? この程度、協力すればなんとかなるわよ!」 「この道は諦めようぜ。 遠回りしたって街には行けんだろ!?」 魔物の巨体を前に完全に戦意を失っている。 未知なるものに対しての恐怖心は、どうしても拭い切れるものではない。 人間相手に強く出れても、魔物相手は厳しいらしい。 「ったく! 頼りになったりならなかったり、ほんと都合のいいようにはならないわね!!」 結局彼女は一人で魔物と戦う羽目になった。  3話 都合のいい話
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