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彼女は剣を手に取る。
通称妖精さんソード。
しかし、アーサーは・・。
「は、はぁ!?
まじかよ、なんだこのバケモンは!?
武器を構える!?
無理だぜクリス!!
逃げよう!!
勝てっこねえーって!!」
既に逃げ腰だった。
「何言ってんのよ!
貴方強いでしょ!?
この程度、協力すればなんとかなるわよ!」
「この道は諦めようぜ。
遠回りしたって街には行けんだろ!?」
魔物の巨体を前に完全に戦意を失っている。
未知なるものに対しての恐怖心は、どうしても拭い切れるものではない。
人間相手に強く出れても、魔物相手は厳しいらしい。
「ったく!
頼りになったりならなかったり、ほんと都合のいいようにはならないわね!!」
結局彼女は一人で魔物と戦う羽目になった。
3話 都合のいい話
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