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「何その化け物」 「化け物ではないタダのお飾りだよ。自分の性欲をコントロールする為の"物"でしかないよ」 「何それキモッ。あーそれはそれで着きますよ今日から通う学校。貴方様の青春生活の始まり始まり〜」 「何だそのテンションの低さからのスタートは。全く盛り上がり様がないなら盛り上がるしかない、俺が"こんな"じゃなかったらお前みたいな男じゃなくて、"青"や"水色"、"ピンク"の色の子とイチャコラするはずだったのに」 「だったら雇えばいいのに」 「俺は"そこまで"の人ではない。数や部に限りがある。俺はお前達みたい格下ではないがあの方達みたいに格上でもない。でも俺はその立ち位置が嫌いで好きでもないが適度でそこまで虫が付かなくて心苦しくないし少しは安堵出来る。それにお前らみたいなブスがいると俺みたいな輝く者がもっと輝ける。だろ」 「(怒)...確かに貴女方は高貴で高価な方だ。俺ら下僕は格差が違う。でも今の繋がりと契約がなかったらその高貴な顔立ちをグチャグチャにしていた所だよ坊主」 あー怖い怖い。 流石暴れん坊君。暴力で話し合いし暴力で会話し暴力で伴い暴力の喧嘩しかしない暴力バカの大軍野郎共。数で圧倒し数で物を言う暴君の輩。 そして名に"蠍"が付き親戚なような近さがある。暴力沙汰は日常茶飯事の争いで物事を解決し物事を暴力で決める。そんな暴れん坊が今現在車の中でちゃんと座って片手にゲーム機を持ち怒り狂って暴言は少し吐くがちゃんと会話出来ている。 その姿その物が俺の付き人。俺が倹約で健全で健在に高校生活が出来るように1人立ち出来るよう付けられた輩。本来は護衛や本当の使用人や執事メイド等が当たり前だが俺も俺で、こいつもこいつで一石二鳥で組まされ組まされた。 暴れん坊のこいつと、制御不能の俺。あー組み合わせたらダメって見れば分かるのにこの3年間でお互い自立出来るかよー。混ぜたら危険混ぜるな危険って言葉がある様に合わない俺達が四六時中一緒に居られる訳ない。 俺の御台所があの方みたいに偉大で高貴過ぎで偉人だったら良かったのになー。がちゃ
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