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ー休み時間ー
「よいしょ」
先生の話や学校生活での事、もろもろ終わり、ゆっくりと席を立つと、
「かーえでっ!」
後ろから名前を呼びながら飛びついてきたのは梨奈だった。
「あ、梨奈どうしたの。?」
「ん。?いや、何となく。!!
あ、いやだった?ごめんっ!」
「え、いや大丈夫だけど。」
(むしろ何となくで何しようか迷ってた時に俺を選んでくれて嬉しいと思う。)
「ほんと。!?良かったぁ〜」
顔を上げると、目を輝かせ嬉しそうにしたと思ったら、怠け顔。全く見てて飽きない。
「てか疲れたくないぃ〜?」
「ね、疲れた。」
私に縋り付くように抱きつく梨奈。
「...梨奈。ちょっとおm」
「よぉ。!」
またまた大きな声で声をかけてきたのは小学校から一緒の「裕斗」
「ゆうとじゃん。!朝見かけんかったけど...」
「え、朝から居ましたけど、てか、同じクラスですけど...」
「え、あっごっめーん。」
「絶対知ってただろ。!!」
(だろうな。教室に入る前にクラス表を見ないといけないし、梨奈の場合、自分以外のも細かく見る性格。裕斗のを見ないわけない。)
(ま、俺は普通に知らんかったけど)
「お前は本気で俺のこと知らんかっただろ。」
「う”...」
「えぇ、、俺そんなに影薄い??」
((ないない))
私と梨奈が同時に顔を横に振るとゆうとは少し不満そうな表情を見せた。
「ほらぁ、、それに...モテモテだよぉ〜。?」
こうゆう話が大好きな梨奈。ニヤつきながら裕斗をからかう。
「えぇ、、?」
裕斗が振り向く裕斗を見ていた女子たちが小さく黄色い声を上げている。
(こいつのどこがいいんだか...)
(裕斗はクラスの中では背も高い方で、顔も整っているので、まぁ、そりゃ人気、、??なるか? 梨奈も高身長で、裕斗とは5.6 cm違うぐらいだ。
因みに裕斗の身長は158 cm。高身長って言っても、俺が少しでも顔を上げないといけない身長だったらそれで俺はもう高身長と思っている。因みに俺は148 cm)
「はぁ、、みんなやめときな。こんなやつ。」
二人だけに聞こえるように言う。
「もぉー。なんでそんなこと言うかなぁ。楓ぇ」
「だってそーでしょ。俺、こいつのどこがいいのかさっぱりわからんよ。?」
「えぇ〜、、まぁ...言われてみれば。!」
「おいっ。!お前まで納得すんなよ。」
「あはは。ごめんごめん」
「はぁ、、トイレ行ってくる。!!」
「あ...」
「やりすぎた。?...」
拗ねて足早にトイレに行く裕斗。女子は近くを通る裕斗に黄色い声を上げている。
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