サクラサク

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 二人で自転車を押しながら歩いた。時々小突き合いながら二人で笑った。麻里奈と過ごした三年間は、誰が何と言おうと、かけがえのない大切な時間だった。  違う高校に進学するけど、私達はずっと親友だ。二人の間を駆け抜けた春風は、桜の花びらを次から次へと舞わせていた。
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