1.綿柎開 (めんぷひらく)

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1.綿柎開 (めんぷひらく)

わたし:処暑は暑さがおさまる、綿柎開(めんぷひらく)は綿の萼(がく)が開き始めるという意味です。 なぎさ:暑さは収まってないけど、秋の気配はひたひたって感じだね。綿の木なんて見ないから、わかんないな。 わたし:とりあえずいつも3句詠みましょ。 dd517c80-6d06-4073-91d9-2a5a17c1a2b3  処暑の雲口笛の音草の波 なぎさ:この写真いつ、どこで撮ったの? わたし:8/19に荒川の土手、鹿浜橋の近く。 なぎさ:ずいぶん前だね。……中山道沿いの街に行く時は荒川の土手は定番かな。秋の雲って感じ。  少し早い処暑の夕焼け心染め わたし:乙女っぽいねえ。  既読スルー気づかないフリ処暑だから なぎさ:お互いの句を貶すのはなしって暗黙の了解だけど、これはひどい! 処暑だからってなんだよ。 わたし:まだ秋ってほどじゃない、でもさーって句だよ。 なぎさ:それにしても口語的すぎるだろ。 わたし:なぎさの口からそんな言葉が。 8/26 わたし:遠出が続いたんで、都の公園に行ってみようと思いまして、まずは向島百花園に。 63c4ac0a-43ce-4ff8-8db2-101f6947d6cb なぎさ:お、文字入れちゃって。下手な俳句も桔梗が補ってくれるね! わたし:容赦ないなぁ。ここの花とかはインスタグラム(シトロン@葛飾)にいっぱい上げたから、秋の七草に絞って。 d630d125-7f94-4a9d-b582-f529136df477 なぎさ:朝貌はアサガオじゃなく、桔梗だと考えられてるのね。この花のさわやかな青?紫?は外せないよね。 284dd169-c846-48e6-b124-23767ad48dd0 わたし:萩の花って小さいし、色も淡いのに秋を代表する花なんだよね。 なぎさ:うんうん、花よりも葉っぱの形で、花札と一緒だって感じ。 3099b8c2-6182-402c-8729-a0b29dbb1017 e07b34e2-ee22-4447-94f0-1ea3095bcfe6 わたし:葛も可憐だよね。海外では世界の侵略的外来種ワースト100にも指定されるほど繁茂力があるそうだけど。 51274e06-8b96-438c-ab60-8652028b7d0c なぎさ:女郎花を舞台に蝶と蜂の共演だね。 わたし:俳句のネタをしゃべってるし。 なぎさ:いえいえ、前フリです。  飛び方はいろいろ秋の陽射しかな 88123bf5-a745-4427-bfa6-721a705a01a7 わたし:すすきを馬の尻尾、尾花と見て、秋の代表に入れたことに感動するね。 なぎさ:残った撫子と藤袴を探しに、秋の野に行きたくなった。
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