カオス!!

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「「あ、あの」」 お互い心臓がドキドキなっているのが分かる。 そして言葉を交わさなくても分かる。 俺達は、この世でただ一つの唯一無二の存在、 想恋魂だ。 出会ったら求め合わずにいられない。 そしれ俺達は、前世でそれぞれの親に引き離されて 悲恋に終わった。 そして来世で添い遂げようと約束したのだった。 俺はおずおずと 「A太です」 すると彼女ははにかみながら 「B美です」 俺は心の底から彼女への愛で 温かくなるのを感じた。 これが想恋魂というものか、と。 俺は、道の真ん中で人目があるのもはばかりなく B美を抱き寄せようとした。 「ちょっと待ったぁ」 へ?俺とB美はびっくりして声のした方を向いた。 そこには、ふわふわの茶髪を腰まで伸ばした スーツ姿の女性が一人。
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