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「い、いきなり何なんですかあなたは。
あ、あれ。俺、あなたを知っている?」
俺が戸惑った声をあげると
茶髪の彼女はふふんと笑って
「そうよ、だってあなたは私ーC代の想恋魂ですもの」
するとB美が
「うそよ、想恋魂は唯一無二の相手よ。
私がA太さんの想恋魂よ」
と言った。
するとC代は
「確かに想恋魂は唯一無二よ。
だけどね、魂って分裂したり合体したりできるのよ。
私はあなたの次にA太さんに出会ったの。
その時も、A太さんとは悲恋に終わったわ。
そして来世であるこの現代で
A太さんとであったの、分かる?」
「え、じゃぁ私達どうしたらいいの」
するとC代が
「今生では私がA太さんと添い遂げるから
あなた来世で添い遂げてくれないかしら」
「そ、そんな。やっと会えたのに酷すぎる!」
「そうよ、酷すぎるわ!」
野太いだけどなよなよした声に
え、と俺達三人が声のした方へ振り向くと
そこには一人のおかまが立っていた。
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