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ゆっくり突き動かされる体。 私が顔を歪めるたびに心配そうな、隼人さん。 大丈夫なのに…。 もう……たまらなくなった。 思わず、ぴったりと体を寄せて広い背中を抱きしめる。 「大丈夫だから、して? ずっと待ってたんだから……」 すると、彼はさらにギュッと眉を寄せて。 「こういうときまで煽るなんて……ほんと悪い子だな……」 「あぁっ――」 はじめはゆっくりと、そしてしだいにスピードを上げて揺さぶられる体。 欲望が音楽となって互いの身体に流れ込んで。言葉できなかった感情たちが、やがて液体になって体の奥底に放たれた。 行為が終わったあとは、シーツのなかで向かい合ってじゃれ合った。 好きな人と一つになる行為が、こんなに気持ちが満たされるとは思わなかった。 「みな……ありがとう」 「……? なんのお礼ですか?」 胸に顔を寄せうっとりしていると、突然そんな声が響いてきて顔をあげる。
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