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オフィス街から電車で数分、サポート支援部の主な活動場所の最寄り駅に到着した。 そこから歩いて15分の所にある、広くて大きな施設。 約2年前からスタートした、うちの会社の新しい事業部。 ここでの利益は、ない。 ないどころか、大きなマイナス。 施設の入口の看板を見る。 “KONDO アスリートサポート支援センター” スポーツ用品業界最大手のうちの会社、“KONDO”が始めた新しい事業というかサポートの1つ。 それは、故障したアスリートが所属チームから抜けざるを得なくなった時・・・ 医師などによる専門的な治療を終えた後、その後の人生をサポートするための施設。 アスリートとして競技に戻るためのメディカルトレーナーによる、リハビリやチャレンジだけではない。 それを断念し、新たな人生をスタートさせるためのサポートも行う。 それまでの期間は・・・ 平日は“KONDO”の商品を着て、“歩く広告”となることが1つ目の条件。 そして、サポートセンターを出た後の人生でも、アスリートとして“KONDO”と共にあり続けることが2つ目の条件。 それは、競技に戻れた“アスリート”として、という意味だけではない。 “それでも、諦めなかった”・・・ “人生のアスリート”ととして、その後の人生も“KONDO”と共に。 そんな漠然とした条件の中、この施設は運営されている。 まだ、約2年・・・。 正確には、1年半。 競技やどこかしらのチームに戻れた選手も数人いて、“広告”としてはとても協力してくれている。
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