1595人が本棚に入れています
本棚に追加
あとがき
2022.6.24~7.1
『ロリコンエロ親父(法務部長)からヘソ曲がりのおヘソを探されることになった』
樹里の職場の人、瑠美と・・・
樹里が内々定を出した人、一成の物語でした。
毎回あらすじがないので、どの物語も驚きなのですが・・・今回も驚きました。
まさか、わたしのきょうだいが元になる物語になるとは思わなかったので。
途中のページで初めて注意書きとして、わたしが登場しました。
20年程前のきょうだいの症状と診断結果とその後の状況だったので。
ただ、あそこまでの選手ではありません。
地域では結構有名な選手でしたし、夏合宿であの症状になり危なかった時、コーチが家に来て土下座をしたりともっと大人達は深刻そうでしたが・・・。
幼少期の一成、おじいちゃんの設定からエピソード、おばあちゃんとおじいちゃんの馴れ初め、一成のお母さんとお父さんの状況、ほぼ我が家のことです。
わたしのきょうだいは、一成みたいな幼少期でした。
恵まれた体格と常にお腹が空いていて、3歳頃から釜ごとご飯を食べていて、山の中を裸足で走り回っていました。
手足も長くて胸板も厚く、筋肉だけでなく肉付きも良くて。
何をやらせても運動神経は抜群で、活発な子でした。
でも、心は弱かったです。
わたしは普段大人しい性格なのですが、本番に滅茶苦茶強くて瑠美みたいなタイプでした。
何をやっても練習よりも結果が良いタイプで。
でも、きょうだいはそうではなくて。
おじいちゃんに似て肝っ玉の小さい子でしたね。
母親のスポーツは変えましたが、あるスポーツで毎年全国に行く学校のキャプテンでした。
でも、母はお嬢様だったので肝っ玉は小さくて。
父も3時間掛けて当時は東京の職場まで通っていましたね。
結婚を反対された理由も、おじいちゃんが大工で建てた家もあんな感じ。
流木のエピソードは、おじいちゃんではなく父ですが。
父の性格は物語とは違い、おじいちゃんにもよく似ていました。
海に流木を投げ入れ、「あそこまで泳いでこい!」と素っ裸なきょうだいを海に放り投げていました。
足のつかないプールにも放りな投げ、泳がせていましたね。
水泳選手にしたかったわけではなく、とにかく運動神経が良かったのでどこまで出きるか見ていたそうで。
高校の体育祭では柔道部の人達をバンバン投げているくらいだったし、バスケもダンスまで上手でした。
何をやらせても抜群だったのすが、コーチからの熱烈なオファーで小学校の頃に水泳1本にして。
きょうだいの学校生活は、何もありませんでした。
本当に一成と同じような生活でした。
父が仕事前に朝練の送り迎えをしたり、母も食事や応援やとにかく大変で、きょうだいである私もそっち中心の生活に自然となるので、本格的にスポーツをやるには家族も大変でしたね。
そして、塩素アレルギーになってからも、あんな感じでした。
勉強をしてきたことがなかったので、本当に大変で。
でも地頭は良いタイプだったので、なんとか卒業は出来て。
浪人しましたが大学もいきました。
親は知りませんが、私にだけ言ったんですよね。
「辞めたくて仕方なかった」って。
みんなと同じように部活をやったり、学校生活を送りかったと。
友達と遊んだりしたかったと。
誰も強制したわけではないのですが、あの世界ってコーチからのマインドコントロールもあるのかなと思っていて。
コーチが全てなんですよね。
そこの信頼関係というか関係が深くないと、絶対的な信頼関係がないと、強くなれないのかなと思っていました。
深くなればなる程、辞めるなんて言えないみたいでした。
そういう精神的なものからも出た症状だったのかなと個人的には感じていました。
そして、瑠美の生理問題。
私がこんな感じだったんですよね。
成長を止めていたわけではなく、子宮の病気で。
自然妊娠が出きるか、出来ないと先生も思っていて・・・。
それでも、夫は結婚してくれて。
“早めに不妊治療を”と先生に言われピルを止めたら、ピルで起こした生理の次、1回目の生理が来ることなく妊娠して先生が驚き・・・。
お小水を取ったあと、いつもクールな先生が診察室から出て来て、手招きをされ入った瞬間に「おめでただね!!」と言ったのが忘れられません。
そして、二十歳の一成。
これは私が24歳の時だったか・・・会社の先輩が行けなくなった合コンに代理で出席した時、二十歳の男の子がいて、そこからかと。
結構大きな会社で他の人達は大卒なのに、その子だけ高卒どころか中卒でした。
どうやって入社したのかまで聞いていないのですが、営業成績ほぼトップで、部署の立ち上げしてました。
見た目も凄い格好可愛い子で、身長も高くて、二十歳で見た目は若いんですが・・・凄く恋愛テクニックありすぎて。
わたしも結構言い寄られてきた人生だったのですが、この二十歳の男の子にはかなりグラついて戸惑いました。
24歳だった時でも、二十歳の男の子は若く感じてしまいましたね。
中身ではなく、勝手に“二十歳!!”というのを気にしてしまいました。
合コンで途中で男の人と抜けたのは、この1回だけです。
すぐに付き合おうと言われましたが、そんなすぐに付き合うタイプではないのと口だけかなとも思って。
そこは慎重になろうと、数回デートをしてもそこでも恋愛テクニックありすぎて戸惑いだらけでした。
この子だけは、わたしに彼氏が出来てもなかなか諦めてくれず、長い期間戸惑いが続いた子だったので、そんな感じで今回少しモデルになったみたいです。
瑠美は小学校1年生の一成に対してだったので、苦しかったと思います。
一成の“俺のお母さん”発言には驚きでした。
そっちだとは思わず・・・。
今回、初めて女の子目線の過去の話がありませんでした。
瑠美が現在でも上手く状況説明や感情を出してくれたり、過去の話も出してくれたので。
過去を見せてくれていたのですが、いいかなと思って勝手に頭の中でカットしちゃいました。
それと、一成の方で比較的に分かりやすく見せてくれたのと、お兄ちゃんやお母さんの話で重要な所も見えたので。
樹里みたいな感覚タイプより、ある程度見えて口も良いタイプの女の子の方が、物語を追いやすくて楽しかったです。
身体が若い・・・。
これは、わたしの1番仲の良い子で。
30歳前半、子どもを30歳になってから2人産んだのにピッチピチな身体で。
その子と面と向かって話していると、自分も17歳くらいに戻った感覚になるんですよね。
そんな友達のことまで出て来て、今回も無事に完結出来ました。
最後までありがとうございました。
最初のコメントを投稿しよう!