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社内規程を念の為もう1度確認すると、記憶の通りだった。
それでも確認するのは必要なことで、これは大切な確認作業。
作成した契約書を最後に3回チェックし、法務部長のデスクへ。
「部長、サポート支援部の新しい入部者の入部契約書を作成しました。
ご確認お願いします。」
部長は整った顔をほとんど動かさず、労う言葉だけを言って作成した入部契約書を受け取った。
「競泳選手の入部契約書か。
もう仮入部してる選手だったよな?」
「はい、数日前から。」
「それなら早めに持って行ってやれ。
今日はこのまま上がっていいから。」
その言葉には、停止してしまった・・・。
「どうした?急ぎの仕事あったか?」
「いえ・・・。」
元々部長には1度確認をしてもらっていて、修正箇所だけのチェックだったのですぐに渡してくれた。
それを受け取り、うちの会社のクリアファイルに契約書を入れ・・・それをまたうちを会社の封筒に入れた。
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