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佐々良木悠斗。
17歳。
高校生。
読者モデル。
そして、俺の幼なじみ。
昔から優しくてかっこよくて、みんなから好かれていた人気者。
俺は悠斗が好きだった。
親友として、ではなく。
恋愛、だった。
悠斗に彼女が出来れば嫉妬したし、憎んだりもした。
悠斗は長く付き合うのが苦手らしく、最長でも三ヶ月が限界だった。
本気じゃなく、遊びだとわかっていた。
悠斗とキスしたい。
そんなことを思うようになったのは、いつの頃だろうか?
熱に浮かされていたとき、悠斗とキスした夢を見た。
あのときはまだ恋愛感情ではなかった。
だから、ただ気持ち悪いと思っていた。
俺は悠斗が好きだ。
この想いは決して明されない。
俺だけの、秘密。
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