現実がフィクションを追い抜いていく

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現実がフィクションを追い抜いていく

2022年8月23日。 『創作メモ帳』を再開することにしました。 その切っ掛けになったのは、最近の世の中の動きです。 以前、『創作メモ帳』に『デーヴァ(https://estar.jp/novels/25046936)』という小説に書いたことが現実に起ってしまった、というような事を書きました。 小説内で、ニューヨークの貿易センタービルが折れていると言う内容を書いた直後に9.11が発生して内容を修正したり、怪物に東京電力福島第二原発が襲撃されるという描写を書いたら、10年後ぐらいですが第一原発で事故が発生したりということがあったのです。 もちろんまったく一緒ではありませんし、偶然なのは間違いありません。それでも何だかモヤモヤするんです。 今、そのモヤモヤを再び感じています。 それは『鬼多見奇譚 伍 カルト潰しの幽鬼(https://estar.jp/novels/25591076)』で、求道会という与党の背後にいる宗教団体と主人公たちが戦っていたからです。 ただし、これは全くの偶然ではなく、自民党の背後にいる日本会議をモデルにして求道会を考えていました。 しかし、実際には日本会議以外に、旧統一教会がいたのです。 仏教系とキリスト教系の違いはありますが、日本の与党とカルト教団が関わっていた…… いや、普通に考えたら無いでしょッ、そんな恐いこと! でも、現実にありました。 しかもこの事が明るみに出たのは、私が創作した内容よりズッと過激で日本では有り得ないと思っていた事件によってです。 なんかもう、私の想像力を現実が追い抜いて行くんですよ……
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