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承前。
劇団に入れてもらったものの、私は演劇経験がほぼゼロなので本当に色々叱られました。
私と同時期に何人か参加しているのですが、私は劇団に直接所属しましたが、他の人たちは別の事務所(?)に所属していました。
私は当初、主人公をいじめる子供の父親役を割り振られるはずでした。ところが私に威厳がないのと、重心が頭にあるので歩く姿が子供っぽかったので、子供のほうをやることになったのです。
この子供がいわゆる一番の敵役で出番も多いんです。素人には荷が重いです。
そしてこのエピソードを基にして、今回の『私が悪役令嬢になるまで』の設定を思いついたのです。
クライマックスのアドリブの場面は完全なフィクションですが、実際に色々なトラブルがありました。
衣装を忘れたり、小道具がなくなっていたり……
死んでしまいたいと思った事も何度かありましたが、今となっては良い経験をしたと思っています。
子供たちが凄く喜んでくれて、まるで着ぐるみになったような気持ちにさせてもらいました。
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