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「怖がってばかりではいけないわ。前を向いて、気高く、誇りを胸に••••••幸せに過ごせた一日に感謝して」
ベッドに寝そべって、そっと目を瞑る。フカフカなベッドは冷たくて暖かさなんて微塵も無い。もっと別の熱が欲しくなってしまうほどだ。
やがてエリーゼの覚醒していた目も、生理的に時間が経過すると段々と微睡み始める。それに委ねると、呆気なく意識を手放した。
手首足首に、巻き付いたモノなんて気付かずに――。
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