0人が本棚に入れています
本棚に追加
「清々しい雲ひとつ無い青空だなあ・・・」
カケスのジェーは、とある豊かな森の上空を飛んでいた。
「どこまでも続く大空・・・翼にそよぐ風が心地いいなあ・・・」
カケスのジェーは何も起こらない平穏な森の周りを見渡し、そして柔らかな日差しの太陽輝く青空を見上げた。
ふうわり・・・
「ん?」
「なんじゃこりゃ?」
カケスのジェーは遥か上空から、豆粒のようなものが浮いているのを発見した。
「おいおいおいおい?いったい何なんだよ?!」
カケスのジェーは一番高い木の枝に留まり、その上空の奇妙な物体をじっと見詰めていた。
「ん・・・?」
カケスのジェーは目を凝らして上空の物体を見て二度見した。
「えええ?!ちょ、ちょっと・・・これは・・・?!」
上空の物体は、ゆっくりゆっくりとしずしずと空から降りていたのだ。
「本当になんなんだよ・・・あれは・・・?!って・・・げっ!!」
カケスのジェーはとんでもない事実に気付いた。
「こ・・・こっちに向かって落ちてくる?!」
上空の小さな不穏な物体が風に煽られて、カケス達の住む森へと進路をとってゆっくりゆっくりと降りてくるではないか?
それには、何時もは(自分としては)冷静なカケスジェーでも発狂した。
「うわぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!た・・・大変だあぁぁぁぁーーー!!!!」
最初のコメントを投稿しよう!