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無事に皆んなの前で、誓うことが出来、本当の指輪の交換もした。誓いのキスは、少し恥ずかしかったけど、その頃にはずっと笑顔で居られた。
とても幸せだ。
挙式を終え、上司までいらっしゃるということは、これで終わらないと察した。
予想通り、披露宴も用意されていた。
少しだけ時間が空くようだ。
「さっきのドレスは、勝手に選んでしまったから、今から好きなドレス選んで良いよ!」と、今度は、お色直し用に、ホテルのドレスを借りることに……
最初の入場は、またウエディングドレスが良いので、撮影用のものより、華やかでゴージャスなドレスを選んだ。写真屋さんも帯同してくださり、更に写真を撮ってもらう。
涙で崩れたお化粧も綺麗に直してもらい、髪の毛も綺麗にセットしていただいた。
とにかく驚くことばかりだ。大河は、悪戯にずっと笑っている。
披露宴が始まり、更にゴージャスになったドレスに、拍手と歓声が上がる。とても嬉しい瞬間だった。
大河は、相変わらずカッコイイから、見つめ合ってニコニコする。後でいただく写真には、きっと見つめ合っている写真ばかりだろうと思う。
友人、同僚席に行くと冷やかされる。
しかし、大河は私の友人に、どうやって辿りつけたのだろうか? と不思議に思っていたら、父に学生の頃の友人の連絡先を聞いて、そこから、どんどん連絡を取ってくれたようだ。懐かしい顔ぶれもあり、とても嬉しかった。
突然決まった結婚だから、全部自分で用意してサプライズをしてくれるつもりだったらしい。この数日で本当にすごいなぁ〜と思った。
そして、突然過ぎて出席出来ない人には、ビデオメッセージをもらってくれていた。披露宴中に流れて、それにも驚いた。本当に嬉しい。
花束贈呈では、それぞれの1人しか居ない親に、感謝の言葉を述べながら渡し、自然と皆んな泣いていた。
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