いよいよ

15/19
前へ
/117ページ
次へ
 最後は、大河がビシッと挨拶をしてくれた。 まさかの母と大河のお父様のことがあったから、私達は、結婚出来ない! って諦めかけていたのに、大河は絶対諦めない! とまさか、付き合って、同棲して、すぐに結婚まで辿り着けるとは思っていなかった。出席してくださった方々にお礼を述べお見送りした。 今日は、朝から動いて、何がなんだか分からないまま、披露宴を終えた。 そして、二次会と称して、お母様のお店で貸切パーティーを開いてくれることになっていたのだ。 まさかのイベントに本当に驚いた。 二次会は、いつものメンバーだ。 「え〜皆様、本日は、私と美桜の結婚式並びに披露宴、そして、二次会にまでご出席いただき、本当にありがとうございます。最後は、無礼講ということで、どうぞお寛ぎくださいませ」 そして、山城次長が乾杯の挨拶をしてくださった。 長くなりそうだったので、皆んなが阻止する。そして、「乾杯〜!」と…… 「「「「「乾杯〜!」」」」」 1番気楽に過ごせる仲間たちだ。お母様がお料理を作ってくださるから、手伝おうとすると、「今日は主役なんだから座ってて!」と、朋花と菜津葉が運んでくれた。 「皆んなは、知ってたの?」 「うん、ホントに数日前だよ。大河部長ホントに凄いですよね」 「やる時は、やる!」と、ガッツポーズをしている。 「皆様本当にありがとうございました」と、お礼を言った。 あまり、夜遅くまで騒いでいると、お母様がお疲れになるので、そろそろ〜とお開きになった。皆んなで片付けて、既にもう夜10時を回っていた。明日も仕事だ。 「ありがとうございました」と、またお礼を言って皆んなと別れた。 私達は、徒歩で愛の巣へと帰る。 「大河! ありがとうね」 「おお! 喜んでもらえて良かった」 「うん。1日中驚かされっぱなしだったよ。でも嬉しかった」 「なら良かった!」
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1527人が本棚に入れています
本棚に追加