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初日は現場を案内し、どこに何があって、どう流れるのか? 一連の流れを理解していただく。
そして、3ヶ所ある作業場、それぞれの作業の仕方を見ていただく。
まずは、他のパートさんがされていることを見て、覚えていただくことが大事なのだ。
その後、実際に作業していただき、慣れてくれば徐々にスピードアップを試みる。
そして、どの人がどの程度理解して、出来ているのか? 大河と山城次長、私でこっそりチェックする。
もちろん初日だから、まず確実に覚えることに専念してもらうので、厳しいことは言わない。
午後は、2時間ほどで終了。
初日は、短時間で終了していただくことにしている。きっと初めての場所で不慣れな作業なので、皆んな疲れてしまうからだ。
中には、1日で辞めてしまう人も居る。
人には、向き不向きな仕事がある! と理解しているから仕方がない。
研修生が帰ってから、軽く3人で会議をする。
やはり、大河は、30歳の真鍋さんが不向きだと言う。
「あとの2人は、一生懸命だが、あの人は、仕事をしに来ているのか? 出会いを求めて来ているのか? 仕事だけが出来ても他のメンバーとの関係も大事な仕事だから……」と言う。
確かに、流れ作業でもあるから、自分1人だけではない。
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