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食堂を出て、ピッキングの方へ行ったが誰も居ない。
──大河どこに行ったんだろう?
現場を探し回ったが、どこにも居ない。
一旦席に戻ったが、事務所にも居ない。
──おかしいなぁ、大河どこ?
ロッカー室の前を通ると、中から声がした。
咄嗟にスマホを取り出した。
「いい加減にしろ! あなたは、いったい何がしたいんですか?」
「部長さんみたいな人が1番タイプなのよ! 私と付き合ってよ!」
──え? ……!
「ここは職場ですよ! あなたは、ここに、そういう目的で来られたのですか?」
「そうよ〜悪いかしら? そういう女も居るのよ。お願いキスして〜」
「やめろ! ふざけるな! 残念ながら貴方の仮契約は解除です! 本契約は致しません。どうぞお帰りください!」
ドアをそっと開けると……
大河と真鍋さんが居たので、「部長?」と言うと、
「美桜!」と言う大河
その瞬間に、私の目の前で、無理矢理、大河にキスをした真鍋さん!
「やめてください!」と、払い退ける大河。すると……
「きゃー!」と叫んだ真鍋さん
「綾瀬さん! 見たわよね? この人が無理矢理、私にキスをしたのよ!」
「は?」
「え?」
「何? どうしたの?」と朋花と菜津葉も戻って来た。数名のパートさんもロッカー室の前に集まって来た。
大変な騒ぎになってしまった。
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