🐉神主の正体🐉

4/4
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
あの、ドドメキ…ううん、メノウさんの 寵愛する女性がどんな人かは分からないけど 私を助けてくれてた人が こんなに、そばにいてくれたことが嬉しくて… アタシは尊さんの胴体をぎゅっと抱きしめていた。 アタシ 御山町 瑠璃華 (みやまちるりか) 「いつも、助けてくれてありがとうございます! こんな近くに、英雄さまがいたなんて//」 彼の顔を見上げると尊さんは 照れくさそうな顔をしてる… 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「あ、ああ…まあ… その、隠してることが もうひとつあってだな…」 アタシは首を左右にふった。 アタシ 御山町 瑠璃華 (みやまちるりか) 「い、いいんですっ 神主さんがいつも助けてくれる人だって わかっただけでも…じゅうぶんですから…//」 尊さんに頭を撫でられて、抱き返された… 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「そう、か…」 (内心:あの時、そなたが助けた龍は わたしだと…いつか、伝えなくてはな… いまは、幸せそうな彼女を見守っていよう。) 頭を撫でられる手がそっと離れ アタシは彼を見上げる。 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「仕事にいくのだろ?」 あ、そうだった! アタシ 御山町 瑠璃華 (みやまちるりか) 「そういえばそうでした! 行ってきま~す!」 アタシは彼からそっと離れ 名残惜しく感じつつ神社の階段をおりていく… 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「気をつけてな!」 アタシは尊さんに見送られ 職場の動物病院に向かった! 🐉完🐉
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!