🐉一難去りし後🐉

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陰陽師さんが振り向くと 彼の、もう片方の目は元通りになっていた! 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「いまのは百目鬼(ひゃくめおに) 通称、ドドメキだな… あいつは使える部下がほしくて 凶悪な妖怪達の封印を かたっぱしから解く厄介な奴、のはずが 少しは良いところもあるのか… では…下山するまで、お供しよう。 わたしの名前は風ノ尊…以後、よろしく頼む。」 アタシはうなずいて… 尊さんと一緒に下山していくんだけど。 怪我した野生動物は今日もいなかったなあ~ ってか、風ノ尊って名前…どこかで聞いたような… アタシは思いだそうとしながら腕を組む。 あ!そうだ!この前助けた 龍神さまが、そう名乗っていた気がする! アタシ 御山町 瑠璃華 (みやまちるりか) 「あ、あの!もしかして…!」 尊さんは、何か気配を感じてるのか 周囲を警戒してて…言いかけた言葉を呑み込む… 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「なにか言ったか?」 アタシ 御山町 瑠璃華 (みやまちるりか) 「アタシ…御山町 瑠璃華です よ…よろしく、お願いします。」 尊さんは頷いて微笑み 一緒に、下山してくれて… 山から出たと同時に、背後に いたはずの尊さんの気配が消えた! また…いなくなっちゃって すこし、さびしいかも…
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