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そろそろ家に帰ろうかな、明日は月曜日だし
今度はペット達を助けなくちゃね。
歩道を通り、高架下をくぐって
風龍神神社の前を通るんだけど
さりげなく神社の鳥居の向こうに視線を向ける…
あ、タケボウキで掃除してる神主さんがいる!
帰り道、さびしかったアタシは
神主さんに駆け寄っていた…
アタシ
御山町 瑠璃華
(みやまちるりか)
「こんにちわ~!」
神主
「ああ、こんにちは…」
そう言えば、神主さんの目の包帯がとれてる…
アタシ
御山町 瑠璃華
(みやまちるりか)
「目、治ったんですね!良かった~♪」
神主さんは微笑んでる。
神主
「はい、おかげさまで…」
この神主さん…どこかで
見たことある顔なのよね…
アタシ
御山町 瑠璃華
(みやまちるりか)
「あの、アタシ達…
どこかで会ってますよね?」
神主さんは穏やかな顔をしてる。
神主
「それは、気のせいです。
世界には3人自分に
似た人がいるそうですし…
他人のそら似ですよ。
ほら、もう夕暮れが近い
妖怪達に襲われる前に、はやく…」
アタシは頷いて、神主さんに
お辞儀してから家に向かって小走りになった。
それで…2階の部屋に入り、歯を磨いて
お風呂に入ってパジャマに着替え
戸締まりしてから、お布団にもぐり込み
明日に備えて眠りについた…
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