🐉月曜日🐉

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化け物は断末魔をあげ、真っ黒になって崩れ去り 灰になって風にサラサラと吹き飛ばされる… 「はあ…まったく使えぬ奴だった…」 こ、この声は… 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「メノウ…!」 百目鬼だ! 目の前にドドメキが現れた! 百目鬼 (ひゃくめおに) メノウ 「やれやれ…」 尊さんは、ドドメキを睨みつける… 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「そなただな!鬼蜘蛛の封印を解いたのは!」 ドドメキは腕を組んで笑ってる! 百目鬼 (ひゃくめおに) メノウ 「まあそうだが…言うことを 聞いてくれなくて、困っていたところだ…」 尊さんはじっと、ドドメキを見据えた。 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「なにしに来た…!」 ドドメキは腕を組んだまま 全身の目でこちらをみつめてくる… 百目鬼 (ひゃくめおに) メノウ 「伝えたい事があるから来た。 ああ、そうそう…安心してくれ いまので封印を解くのはやめだ 守りたい者が出来たのでな… そんなことより、向こうの 大きな山、見えるだろ? あの山に…ガシャドクロが 封印されてる、骨塚を見つけたのだ 立ち入り禁止の山の奥でな… 今にも崩れそうだったゆえ はよう、補強した方がよいぞ…陰陽師。」 ドドメキは、そう言い残して 一瞬で姿を消した! 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「ふむ…今の言葉が本当なら 行かねばならない…また会おう、瑠璃華!」 尊さんは、龍の姿になり空を飛んでいった!
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