🐉神主の正体🐉

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その時だった! 参拝する私の背後に神主さんが立ち 黒い波動をタケボウキで弾き飛ばした! アタシ 御山町 瑠璃華 (みやまちるりか) 「え!な、なに!?」 神主さんの姿はいつの間にか 陰陽師に変わっていた! 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「…メノウ!ついに本性を現したか!」 そこに立っていたのは… なぜか女性もののキャリーケースの 持ち手を持ってる、あの時のドドメキ! 手のひらにまで、目玉がついてるのね…(汗 百目鬼 (ひゃくめおに) メノウ 「…」 ドドメキと尊さんが睨みあってる… 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「…」 ドドメキは尊さんと少しの間 睨みあったあと、ふ…と微笑んだ。 百目鬼 (ひゃくめおに) メノウ 「そこのおなごよ、これでもう分かったな? 貴様を助けていたのが誰なのか…。」 尊さんは振り向いた。 アタシ 御山町 瑠璃華 (みやまちるりか) 「神主さんが陰陽師さん…だったんですね。」 次にアタシ達がドドメキさんに 視線を向けたとき。 その姿はすでに無くなってたけど… 「隠し事はしない方がよいぞ お互いに、もっと信頼しあえ。 我が寵愛する、あの…おなごのように…」 声だけが神社に響き渡り… しーんと辺りが静まり返る。 陰陽師 風ノ尊 (かぜのみこと) 「く…メノウの野郎、粋な真似を…!」 アタシは尊さんの胴体に抱きついていた…//
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