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ん~!ふう…あくびをしながら
起き上がったアタシ…
朝風呂に入り、パジャマから私服に着替え
朝食に黒糖ロールパンを食べてミルクを飲み
歯を磨いて、リュックサックの中身を補充
さっそく…アパートを出て、玄関の鍵をかけ
階段を下りて昨日の山に向かうため
神社の前を通ると、若い神主さんが
竹ボウキで敷地内の掃除をしていた!
アタシ
御山町 瑠璃華
(みやまちるりか)
「あ、おはようございます!」
その男性と目があって
つい、挨拶してしまったけど
片目に包帯を巻いてる…
神主
「おはようございます…
お出かけですか?」
せっかくだし、登り慣れた山で遭難しないよう
安全祈願しておこうかな…
アタシは鳥居をくぐって、神社の敷地内に入る。
アタシ
御山町 瑠璃華
(みやまちるりか)
「はい、これから山登りに行くんです。
念のため安全祈願、しようと思って…」
神主さんは穏やかにほほえむ…
神主
「そうですか、それは良い事です。
貴女は妖怪に
好かれやすい体質のようですし…」
!
アタシ
御山町 瑠璃華
(みやまちるりか)
「あ、分かります…?
ずっと…誰にも言えなくて悩んでたんですけど
うちに妖怪が出るんです…
枕返しとか、アカナメとか…」
神主さんは、うなずいてる…
神主
「もちろん、分かりますとも…
私は妖怪退治も請け負ってますからね。」
へえ!そうなんだ!
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