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銀幕の殺人05
西園寺先輩は投げ捨てられた台本を拾い、
渚に渡して、説明をし出した。
「あの…主役なんて私には…」
渚が断ろうとしたとき、
はじめ「そうですよ!渚に芝居なんて無理無理!」
またあたしたちの所に新たな訪問者が。
誰かというと、
蔵沢「何だ?君は」
慎「こいつの幼なじみの渡邊慎と申します」
そのあとを追うように勇斗くんも出てくる。
慎「ど素人の渚にねぇ主役なんて…皆様に迷惑がかかるかと」
佐木「先輩、その調子!」
勇斗くん、なにしてんの(笑)
西園寺「心配ないよ。僕の演出で君の魅力を引き出してあげるから」
慎「こいつに魅力なんてないない!」
その言葉に、渚がムッとした顔をする。
そして西園寺先輩の肩を抱いたはじめが
「だってAですよ」
そう言った。
佐木「先輩違う!」
あーぁ、美雪怒るぞー
西園寺「A?」
慎「これこれ…お○ぱい♡」
そう言って手で表現した瞬間に、美雪の手がはじめの頬に見事にヒットした。
慎「痛ってぇ!ごめんB?」
西園寺「B?」
渚「やります!やらせてください主役」
慎「C?」
慎が渚に近づき、また聞く。
そんなことしてると…。
バシン!
渚は手に持っていた台本で、思いっきりはじめの頭を叩いた。
渚「くどい」
慎「いたぁーい、もう」
もう、ほんと…なにしてるの。
西園寺「じゃあ早速入部届けを。部室に行こう」
渚「はい」
そうしている間に、美雪は蔵沢先輩に連れられて行ってしまった。
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