銀幕の殺人05

1/1
前へ
/5ページ
次へ

銀幕の殺人05

西園寺先輩は投げ捨てられた台本を拾い、 渚に渡して、説明をし出した。 「あの…主役なんて私には…」 渚が断ろうとしたとき、 はじめ「そうですよ!渚に芝居なんて無理無理!」 またあたしたちの所に新たな訪問者が。 誰かというと、 蔵沢「何だ?君は」 慎「こいつの幼なじみの渡邊慎と申します」 そのあとを追うように勇斗くんも出てくる。 慎「ど素人の渚にねぇ主役なんて…皆様に迷惑がかかるかと」 佐木「先輩、その調子!」 勇斗くん、なにしてんの(笑) 西園寺「心配ないよ。僕の演出で君の魅力を引き出してあげるから」 慎「こいつに魅力なんてないない!」 その言葉に、渚がムッとした顔をする。 そして西園寺先輩の肩を抱いたはじめが 「だってAですよ」 そう言った。 佐木「先輩違う!」 あーぁ、美雪怒るぞー 西園寺「A?」 慎「これこれ…お○ぱい♡」 そう言って手で表現した瞬間に、美雪の手がはじめの頬に見事にヒットした。 慎「痛ってぇ!ごめんB?」 西園寺「B?」 渚「やります!やらせてください主役」 慎「C?」 慎が渚に近づき、また聞く。 そんなことしてると…。 バシン! 渚は手に持っていた台本で、思いっきりはじめの頭を叩いた。 渚「くどい」 慎「いたぁーい、もう」 もう、ほんと…なにしてるの。 西園寺「じゃあ早速入部届けを。部室に行こう」 渚「はい」 そうしている間に、美雪は蔵沢先輩に連れられて行ってしまった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加