愚痴

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愚痴

ということで、さっそく筆を取ったんだけど、正直、書くの面倒くさい。 でも書かないと怒られるからさぁ…書いてるわけだよ。心に浮かんできた言葉をね! 魔王って本当「魔王」って感じの性格してるから。わがままで困っちゃうよ。 やっぱり、今は書く気が起きないからアイツの愚痴でも書こう。 魔王はオレ様のこと完全に奴隷かなんかだと思ってやがる。 かれこれ何万年?んーもっと長い…?時間の流れ的には数千年?いや、繰り返してる分入れたらやっぱり何万年? まあ、忘れるくらい長い付き合いだけどずーっと顎で使ってくるし。 それなのにオレ様は何でずっと魔王のとこにいるんだか。なんだかんだ、この生活が良いのか? アイツといると永遠を生きるのが今のところ退屈しないってのも事実だし。 やっちまった。散歩してる間に、この書きかけの文章を魔王に読まれちまった。 アイツ鼻で笑ってたぞ。 ああ、魔王って見た目はただの美青年なんだけどさ、その綺麗な顔に勝ち誇った笑みを浮かべて何も言わずに去って行ったんだよ。 恥ずかしいやら悔しいやら腹立たしいやら。 まあ、文句言われなかっただけ良いか。こんな適当な文章でも許されるんならハードルが下がったよ。じゃあ、適当に書かせてもらおう。
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