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ロアの下界(地上)生活日記 #6
朝。
ロアは朝早く起き、龍二を起こす。
「おい、早く起きろ。高校…とやらに遅刻すると人間が言っているぞ?」
「ん…って、やべっ!!!!」
龍二はすぐに着替えを始め、下に降りる。
ロアも下に降りる。
念の為、透明化を使っておく。
「行ってきます!!!」
龍二はそのまま玄関の扉を開けて外に出ていった。
ロアはそのまま龍二に着いて行った。
走っている龍二を追うロア。
「バスまだか…!?」
「バス…?」
「えっ?知らないのか?」
「…バス…バスルームか?」
「バスルームって、風呂の事だろ?見れば分かる、ってもう来る!」
ロアは初めてバスを見た。
「…鉄の箱が走っている…謎の滑車を付けて…。」
「滑車?!」
龍二もバスに乗ろうとするが、間に合わず。
「あー!!!遅れたぁ…!」
「…遅れたのか?あの鉄の滑車付きの箱で?」
「あれでしか行けないんだよ!」
ロアはニヤついた。
「乗り物は…まだある。」
「…あっ。」
乗り物に龍二は乗る。
「…さぁ、我が思う様に飛ぶ、絶対にネックレスと手を離すな。」
「おう…。」
その時、一瞬にして出発するロア。
「うわああ!!!」
高速過ぎて全く周りが見えない。
「高校は何処だ?あのばす…とやらに着いていくか。」
「おおおい!!俺が道案内するから!!!」
「あぁ…そうか?」
ロアは龍二の言われた通りに道(空)を飛ぶ。
そして龍二は有事に高校に着いたのであった。
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