ロアの下界(地上)生活 #9

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ロアの下界(地上)生活 #9

ロアははっとして起き上がった。 もう周りは暗くて、夜だった。 「…このまま此処に居るという選択肢もある。」 しかし、ロアには枷がある。 ネックレス(契約書)。 ただ唯一、この世界に居る理由だ。 「しかし、つまらないものだな。一人で居るってのは。」 ロアは龍二の家に帰る事にした。 だが、まだ帰る訳にはいかなかった。 何者かの気配。 この気配は…。 「チッ…ゴミ共が。」 「『錬成(ヴィルド)』」 ロアは近くの崖から龍サイズの拳銃を錬成する。 その瞬間、木々に隠れる気配を撃つ。 何人か居るみたいで、其処を的確に撃つ。 「『早送り(フォワード・ウェンズ)、1.5』」 ロアの銃弾の動きを1.5倍速させる。 「あと一人。」 見事に最後の隙を突いて撃ち殺す。 ロアはため息を吐いて銃を破壊。 龍二の家に向かう事にした。
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